グレイ

いのち

保健所に持ち込まれた、ねこ


いのちが、身体から抜けてしまいそうでした。


4匹いた兄弟。2度目に会いに来たときは、2匹だけでした。

残った2匹も、ガリガリ。写真のグレーくんは低血糖で身体が、反り上がってもがいてました。


日曜日のお昼間、休診日ですが、お世話になっているこうとく動物病院さんに連絡をとり、先生のところへむかいました。


低血糖、低体温  衰弱度合いから、助かる見込みは薄いと告げられました。

でも、皮下点滴をしていただき、もう1匹と共に自宅に・・・

その時のグレイです。

生きてほしい・・・

これからの1週間を乗り越えたら、幸せにしてくれる里親さんを探して、幸せな一生を過ごせる。

だから、今がんばって生きてほしい。

2時間おきに2人で交代しながら、ミルクとa/dを口に運びました。

自分で食べれる時が続いた時、もう大丈夫かもしれないって思いました。

2匹が、顔を突っ込んで食べている時は、嬉しかったなぁ

でも、急に変わりました。


自分で食べなくなり、ミルクを口に流しても飲み込む力は弱い。


心配だねぇって話しながら、深夜、肌寒い時間、以前同じように、危ない状態から助かったティムのことを思い出します。


人肌作戦

心臓の鼓動が聞こえると安心すると聞き、僕の胸にティムの顔をつけて励ましたこと、ミルクを口に何度か入れた後、寒くないようにくるんで、横になった僕の心臓の上にグレイくんを乗せました。

これで、起きた時に元気になってるわ^ ^


おやすみぃ



1時間くらい寝てしまったのか、覚えていない。


起きたとき、寝た時と同じ姿のグレイ。


でも、息をしていませんでした。



心臓を動かそうと叩いたけど、ごめん寝てしまったから、グレイが苦しかったのに気がつかなかった。



息を引き取る瞬間。



ありがとうと伝えられなかった。



ホントにごめん




いのちがグレイの身体から出ていってしまった。



グレイはきっと、誰かが可愛がっている猫の子供、野良猫のお母さんに餌を与えるだけの人、可哀想だからと避妊去勢をせずエサだけ与える人、その猫達の子供はこんなに苦しんでる。



生まれてきたいのちは、生きていいあたりまえだよ。

平成23年度・・・・岐阜市で殺処分をした子猫の数・・・・400匹以上

 

 

このほとんどは目が見えるかどうかの乳飲み子です。

 

飼えないのなら、増やしちゃダメだ!

 

お願いだから避妊去勢をしてください。

僕らの税金で殺してる現実、あなたはどう感じますか?